Macでスクリーンセーバーの設定・解除・起動しない場合の対策法をご紹介

Macでスクリーンセーバーを設定しましょう。写真、グラフィックス、アルバムアートワークなど豊富なパターンでMacの画面をおしゃれに表示できます。

開始時間や表示時間の選択幅も広く、状況に応じて手軽な変更も可能。スクリーンセーバーが起動しない場合の原因や対策法もまとめてご紹介します。

スクリーンセーバーの起動法を設定する

スクリーンセーバーの起動は、「ロック画面」から開始時間や持続時間を設定して自動で切り替えたり、ホットコーナーでは手動で可能です。

ロック画面で設定する

デスクトップMacの設定画面
MacBookの設定画面
  1. 「システム設定」→「ロック画面」をクリック
  2. 「使用していない場合はスクリーンセーバを開始」→スクリーンセーバーを開始するタイミングを選択する
  3. 「使用していない場合はディスプレイをオフにする」「バッテリー駆動時に使用していない場合はディスプレイをオフにする」「電源アダプタ接続時に使用していない場合はディスプレイをオフにする」→表示する時間を選択する

開始時間と表示時間(ディスプレイをオフ)の設定は、それぞれ12のタイミングで選択できます。

アラートが表示される場合は、後の項目「スクリーンセーバーが起動しない場合」を参考にしてください。

パスワードを設定する

スクリーンセーバーを終了するときに、パスワードでロック画面を解除できます。

「スクリーンセーバの開始後またはディスプレイがオフになったあとにパスワードを要求」→パスワードの要求を有効にするタイミングを選択→パスワードを入力→「設定を変更」をクリックします。

スクリーンセーバーから画面を表示するごとに、パスワードを入力してロック画面を解除できます。

パスワードの設定を解除するには、「スクリーンセーバの開始後またはディスプレイがオフになったあとにパスワードを要求」→「しない」→「画面のロックをオフにする」→iCloudキーチェーンの使用の継続またはオフを選択してください。

ホットコーナーで設定する

  1. 「システム設定」→「デスクトップとDock」をクリック
  2. ウインドウ下部にある「ホットコーナー」をクリック
  3. 画面四隅にあるいずれかの選択欄をクリック
  4. 「スクリーンセーバを開始」を選択
  5. 「完了」をクリック
  6. 設定した隅にポインタをあてる

複数の隅に設定可能です。

自由なタイミングで、スクリーンセーバーを起動できます。

スクリーンセーバーの種類を設定する

スクリーンセーバーを選ぶときの基本的な設定方法と、種類ごとの機能をまとめました。すべてのスクリーンセーバーには、時計の表示も可能です。

スクリーンセーバーの基本設定

「フローティング」のスクリーンセーバー
  1. 「システム設定」→「スクリーンセーバ」をクリック
  2. スクリーンセーバーを選択する(下記項目参照)
  3. 必要に応じて「プレビュー」をクリック
  4. (対応しているスクリーンセーバーの場合)「オプション」をクリック
  5. 条件を選択して設定する
  6. 「OK」をクリック

「プレビュー」をクリックすると、スクリーンセーバーをデモで表示できます。解除の方法は、後の項目「スクリーンセーバーを解除する」をご覧ください。

以下、スクリーンセーバーの種類別にそれぞれの機能をまとめました。

スクリーンセーバーの種類

フローティング、フリップアップ、反射、折り紙、シフトタイル、スライドパネル、フォトモビール、ホリデーモビール、フォトウォール、ビンテージ、Ken Burns、クラシック

アニメーション効果で表示できるスクリーンセーバーは12種類あり、複数の写真、画像、カラーを表示できます。

オプションで、写真アプリやFinderのフォルダ、デフォルトのカラーから選択可能。写真では、ライブラリやお気に入りなどのカテゴリー、人物やアルバムごとに追加でき、「最近使った”写真”イベント」では内容の一覧表示はなく、「OK」をクリックで直接設定されます。

写真アプリやFinderから選択する場合は、あらかじめ表示したい写真や画像をアルバムやフォルダにまとめておくと良いでしょう。

「スライドの順序をシャッフル」にチェックと入れると、ランダムに表示されます。

Ventura、Monterey

毎年更新されるOSのグラフィックススクリーンセーバーには、「Ventura」と「Monterey」の2種類あります。

「Ventura」では開花するような、「Monterey」では谷を越えるような、いずれも優雅な動きでグラフィックスがしなやかに移り変わります。

オプションはなく、デフォルトのみです。

Flurry、Arabesque、Shell、ドリフト

コンピューターグラフィックスタイプのスクリーンセーバーは4種類あり、「Flurry」と「ドリフト」ではオプションが利用できます。

「Flurry」では、カラーや輝度、光線の太さ、周期の変化の速さ、動きの速度などの調整が可能。「ドリフト」では、デスクトップの壁紙の色合いをはじめ8つのカラーから選択できます。

いずれもカラーや動きが七変化し、さまざまな表現をクリエイトします。

ハロー、メッセージ、今日の一言

メッセージタイプのスクリーンセーバーは3種類あり、「ハロー」「メッセージ」「今日の一言」などを表示できます。

それぞれオプションが利用でき、「ハロー」では「こんにちは」を多言語で表示したり、ライトやダークなどの色合い、カラーのスタイルをカスタマイズ。「メッセージ」では、任意のフレーズをAppleロゴと一緒に表示できるのが特徴です。

選択した多言語の辞書から単語やフレーズが右から左へと流れるように移り変わる「今日の一言」では、ランダムに選択された語句に意味や発音、品詞なども表示。

辞書リストの一番上にある「自動」では、システムで優先されている言語(「システム設定」→「一般」→「言語と地域」)の辞書が選択されます。

アルバムアートワーク、ランダム

アルバムアートワークのスクリーンセーバーでは、ミュージックアプリに追加したアルバムアートワークを表示できます。

オプションで行数を増やすほど、多数のアルバムアートワークを表示。そのほか個々にオートターンをしながら、他のアルバムジャケットに切り替わるまでの時間の選択が可能です。

ランダムでは、起動するごとにシステムがランダムにスクリーンセーバーを選んで表示します。

時計を表示する

スクリーンセーバーの設定画面内一番下にある時計機能を有効にします。

スクリーンセーバーと一緒に24時間制のデジタル式で表示され、スクリーンセーバーを解除せずに時刻の確認が可能です。

スクリーンセーバーを解除する

スクリーンセーバーを解除するときは、以下いずれかの方法で行います。プレビューにも有効です。

アルバムアートワーク内の終了ボタン
  • マウスまたはトラックパッドでポインタを動かす
  • マウスまたはトラックパッドをクリックする
  • escキーを押す

アルバムアートワークでは、画面右下の「終了」をクリック、またはescキーを押してください。「終了」は画面でポインタを動かしていると表示されます。

スクリーンセーバーの設定をオフにする

スクリーンセーバーが必要ないときは、ロック画面またはホットコーナーからオフにします。

ロック画面からオフにする

  1. 「システム設定」→「ロック画面」をクリック
  2. 「使用していない場合はスクリーンセーバを開始」→「しない」をクリック

開始時間の設定内で行います。

ホットコーナーからオフにする

  1. 「システム設定」→「デスクトップとDock」をクリック
  2. ウインドウ下部にある「ホットコーナー」をクリック
  3. スクリーンセーバーを解除する四隅の選択欄をクリック→「スクリーンセーバを無効にする」をクリック
  4. 「完了」をクリック
  5. 設定した隅にポインタを置いたままにする

「ロック画面」の設定画面でスクリーンセーバーの開始時間を設定しても、隅にポインタを置いたままにしておくとスクリーンセーバーへの切り替えをブロックできます。

一度設定すれば、「ロック画面」にアクセスしてオフにする必要がないメリットがあります。

スクリーンセーバーが起動しない場合

スクリーンセーバーが起動しない場合は、以下の状況が考えらえます。対策法もまとめました。

画面がスリープになるタイミングの方が早い

スクリーンセーバーの開始時間は、ディスプレイがオフになる時間(MacBookは電源アダプタ接続時)より先になるように設定してください。スリープになる時間と同じ、または遅い時間設定するとスクリーンセーバーが起動できません。

不可の場合はアラートが表示されるので、それぞれ時間を調整しましょう。

ディスプレイをオフにする設定を数分にすると、スクリーンセーバーがすぐに終了してしまいます。機能しないように見えるので、ある程度長めの時間を設定すると良いです。

Mac間でユニバーサルコントロールを接続中

ユニバーサルコントロールで複数のMacを接続中の場合、キーボードやマウス、トラックパッドを共有している主デバイスがスクリーンセーバーを起動すると、基本的に副デバイスは起動しません。

2台のMacを接続中の場合、主デバイスがスリープになるとスクリーンセーバーが副デバイスに切り替わります。

ユニバーサルコントロールの解除は、「システム設定」→「ディスプレイ」→「+」→「キーボードとマウスをリンク」から、該当するMacのチェックを外します。

ユニバーサルコントロール内のスリープ設定には関わっていないようです。

YouTubeが再生中になっている

YouTubeを再生しているデスクトップでは、スクリーンセーバーが起動しません。ピクチャ・イン・ピクチャが表示中の画面や、ステージマネージャの画面の脇でバックグラウンド表示している場合も同様です。

動画を一時停止する、動画のタブを閉じる、デスクトップを切り替えるなどの対策で、スクリーンセーバーを起動してください。

まとめ

スクリーンセーバーを使えば、Macの画面だけでなく気分もリフレッシュできます。さまざまなスタイルをカスタマイズしながら、お気に入りのスクリーンセーバーを起動してください。

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